悪徳サイトを好意的に紹介しているサイト
| 前のページでは仕事を紹介するといいながら、実際には高額の商品を売りつける「悪徳」サイトを紹介しました。 普通の感覚ならこういうサイトを非難することはあると思いますが、わざわざ擁護するような人はいないと思います。 でも世の中は広いものです。こういう悪徳サイトを「オススメ」とか「信用できる」とか、非常に好意的に紹介しているサイトが案外多くあるのです。 殺人や窃盗などを犯した犯罪者をかばう人は世の中には案外多くいて、自分の特定の思想の為に犯罪者を助ける人や（死刑廃止論者の弁護士が、重罪を犯した被告をわざと裁判を長引かせて、獄中で自然死させる方法など）、自分の利益の為に犯罪者を援護する人が実際に存在します。 ここでいうネット上で悪徳サイトを紹介している人は「悪徳サイトと気づいていない、もしくはそのサイトの行為が違法行為と認識できていない」か、「自分の利益の為に」悪徳サイトを紹介しているケースがほとんどだと思われます。 まずここで普通に考えてみてください。あなたが仕事を発注する側だとします。他の業者からの仕事の依頼がたくさんあり、在宅で仕事をしてくれる人を募集するとします。 まず最初に「自分に近い人」から、つまり親類・友人・知人から仕事をしてもらえないか聞いていくと思います。その次にハローワークや、民間の求人チラシや情報誌に掲載する方法を考えると思います。 通常なら、この段階まで行けばそこそこの待遇の仕事なら、募集に応募してくる人がかなりの数に上ると思います。 こうして求人広告に募集をしてきた人を書類選考や面接などを行い、仕事をお願いする人を決めるのが通常の流れです。これが大企業や労働者派遣業を広範囲の地域で営んでいる会社などは、ネットでの求人をしている場合があります。 普通はこうなのです。企業が求人をする場合は通常は自力で行います。よそ様の、ましては個人が運営するいくら人気サイトといっても１日数千アクセスそこそこのサイトに、紹介料込みのバナー広告の掲載依頼などはするわけ無いのです。 ちょっと考えればすぐに分かるか、もしくはなんか引っかかるものがあると思います。なんで仕事を募集する側がわざわざお金を出してまで広告を出す必要があるのか？ネットですから広告を見る人の対象は全国規模になります。地域を限定していない在宅ワークのサイトは、北は北海道から、南は沖縄在住の人が応募する場合もあります。いくら在宅ワークと言えど、雇う側からすれば最低でも１回は面接はしたいと思いますが、どう考えてもそれは不可能なのは分かると思います。 募集をしてくる人を面接もしないで採用するような企業はドコにもありません。でも在宅ワークのサイトはそういう常識的なことすら載せていません。でも、そういう在宅ワークサイトを紹介しているサイトは数多く有るのです。 在宅ワークサイトを紹介しているサイトの謳い文句 他人に何かしらを紹介する場合は、紹介する対象にとって都合の悪いことは話さないものです。これは在宅ワークサイトを紹介する場合でも当てはまります。 訪問者に興味を持ってもらう為に、あの手この手の紹介文句を考えて掲載しています。 ここではその中の数例を紹介していきます。 その①
なお、この文章の続きで「詳細はリンク先で資料請求等をして御確認下さい。」というのが続きます。紹介したという責任を回避するための文章にしか見えません。 その②
「お小遣いは以外に身近にチャンスがあるんですよ。」と書いてますが、「悪徳サイトは以外に身近にあるんです。」と読み替えた方がしっくりします。（もしくは「地獄は以外に身近にあるんです。」かな？） その③
こういう具合に紹介してあれば、もし紹介された人が被害に遭えば、裁判を起こされて損害賠償を請求されても文句は言えないと思いますけど・・・そういう場合は逆ギレしてごまかすんでしょうね。 その④
一見するとマジメそうな文体だが、その内容は無責任きわまりない。 訪問者にすべての責任を押し付けようとするその文章に怒りを覚えます。 その⑤
あと、これは訪問者側に言いたいのですが、これから仕事をしようと考えている人が「ノルマが無い」とか、「自分の好きな時間に仕事が出来る」などという事をもし希望しているなら、その人は働かない方がいいです。そんなアマちゃんの話を好き好んで聞くような輩は、最初からあなたを騙すことを目的で近づいてきます。 その⑥
「まずは資料請求」という言葉。生命保険のテレビＣＭでよく耳にすることがありますね。結局は商品を販売するのが目的なのです。 「資料請求は無料」なんて書いてるけど、それが後でどんなに高くつくか・・・「タダほど高いものは無い。」昔の人はいい事を言いました。 その⑦
くだらない印象操作しているヒマがあるなら、紹介している在宅ワークを、自分が実際に体験してから紹介しなさい！ その⑧
なにが維持費だ、ふざけんな！それにデータベースの徹底管理～？ 徹底管理するのは当たり前だろうが！ こんなところは初期費用とかいってお金を取るのが目的。こんなバカに払う金があるんなら、自分の子供に服の１着でも買ってやれ。 その⑨
しかも電話口で高額商品の契約をさせようとするのだから、資料請求なんか気軽にしたら、それが地獄の始まりだよ。 だいたい、請求した資料と一緒にローンの申し込み用紙が届くんだぞ。そんなところがマトモとは思えないでしょ。 それに、紹介しているサイトは資料請求をしてもらうことが、報酬が発生する条件の場合が多いから、必死になってあの手この手で資料請求をさせようとする。そうまでしてお金が欲しいの？ その⑩
こういう仕事はそれを依頼する企業などと、ある程度以上のつながりが無いと受注できるわけありません。でないと、情報漏えいの危険性が非常に高い！ どんな内容のデータでも、その企業にとっては内部情報なのだから、それを外部に公表される恐れのあることまでして、外に仕事として発注するようなことをするわけが無いです。 一度も会ったことすらない赤の他人に、自分の情報をほんの一部でも見せたいと思っている人などいないですよ。 その⑪
ここまで自信を持って言うのだから、紹介しているサイトに掲示版の一つでも載せておいてもらいたいところ。 でもこの文章・・・読めば読むほど突っ込みどころ満載！ 「ＳＯＨＯの運営会社は安くはない初期費用がかかるため，悪徳商法等の噂もあります。」・・・安くはないじゃなくて、めちゃくちゃ高額じゃないですか！しかもサイトには初期費用のことについての説明が一文字も無い！だから悪徳商法の噂があるんでしょ！ 「こちらで紹介している会社は，私がホームページで調べ，資料請求し，電話で問い合わせた会社を掲載しています。」・・・私って、誰ですか？サイト運営者のことですか？もしそうだったら、サイト上で自身のHNすら公開していないような、そんなあなたを信じろと？ 「私が受けた印象は、電話対応もしっかりしており、悪徳商売をしている気配は全くありませんでした。」・・・当たり前でしょ！悪徳商売の気配なんか出したら、みんな逃げちゃうに決まってるじゃないでしょうが。 「噂だけで判断するとせっかくのチャンスも失ってしまうかもしれません。」・・・あなたこそ、そんなに紹介している在宅ワークがいいのなら、それこそせっかくのチャンスを他人に譲ってしまうことになるんですよ？なんか変じゃありません？ 「始める際には，電話で実際に説明を聞いて，ご自分で判断し，納得した上で，登録することをお勧めします。」・・・最後はこれかよ～・・・この一文さえ載せとけば、責任回避できるとでも考えてるんじゃ無いだろうな？ 紹介しているのは、オ・マ・エ、だろ！ チャンスを失ってしまうなどと、煽ってるのは、オ・マ・エ、だろ！ ふざけんな！ ここで紹介しているのは、ほんの１例です。 在宅ワークの紹介は、一般の人が運営するサイトでもごく普通に紹介されているので、かなり始末に負えない状況にあります。 在宅ワークがかなり怪しいと説明しているサイトも多いのですが、具体的なサイト名の例などをあげて説明などはしていません。なにか面倒が起きるのを恐れているのでしょう。 悪徳サイトの本性などは、人の前に出ることも出来ない連中の集まりです。電話やメールでしか吼えられない連中なのです。 そういう連中が法的措置や脅しをかけてきても実際に表に顔を出すことはありません。顔を出したらマズイ事をしているのだから、なにかあったら絶対逃げます。 この問題は、騙す方が一番悪いんですが、こういう連中をそれとは知らずに手助けしている普通の人たちも相当に問題なのです。 |
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