検索は「家内労働」で!

ウェブ上で「家庭内で出来る仕事」を捜している人は、そのほとんどが「在宅ワーク」という名称で仕事があるかどうかを捜している思います。ネット上でも、またはテレビや雑誌でも最近では内職のことを在宅ワークなどと呼んでいますから、ごく一般に人がその呼び名で仕事を探すのは仕方が無いかもしれません。しかし、実際に在宅ワークで検索サイトで捜してみると、とてもマトモとは思えないようなサイトばかりが表示されます。

ためしにグーグルで在宅ワークと入力して検索してみましょう。

そうすると、ヒットする件数がなんと100万件以上!こんなに在宅ワークっていうジャンルに件数があるのも驚きですが、検索結果に表示されるサイトの内容もかなりむごいものばかりです。

まず、トップページ最上段のスポンサーからして、これ! (出会い系サイトですね。ちなみに、この業者の電話番号を調べようとしましたが、NTTの電話番号検索では引っかかりませんでした。住所ヤフーの地図検索で調べたら、だいたいの見当はつきましたが・・・)

次に1番目に表示されるサイトがこれ。紹介している内容は、悪徳在宅ワークとチャットレディ、それにお小遣いサイト。

2番目は在宅ワークのリンク集3番目も悪徳在宅ワークの紹介、少し飛んで10ページ目の最初のサイトはマルチ商法、20ページ目にある北海道のサイトとか言うのもマルチ商法、50ページ目の女性が立ち上げた何たらなんていうのもマルチ、検索結果として表示される最後のページ(88ページ目)に至っては、全部悪徳サイトのリンク集ばかりです。

まるで、アリ地獄がえさのアリが来るのを待ち構えているようです。このジャンルこそ何がしかの規制が必要じゃないのかと思えるのですが、検索サイト側は全くそんな考えは持ってないのでしょうね。

仕事を探す人も在宅ワークという言葉でしか検索する術を持っていなかったら、遅かれ早かれ被害に遭う可能性はあると思います。真剣に仕事を探す人にすら本当の情報にたどり着くのが難しいのが現状です。

これが「内職」で検索してもマトモなのが出ません!トップに表示されるのがこれ。かなり稼いでいるようですが、悪徳在宅ワークを紹介していた前歴があります。(しかも、何人かはここからの紹介で被害に遭っているようです。)

この内職で検索して表示されるサイトはそのほとんどが「お小遣いサイト」と呼ばれるもの。「こういうサイトを作れば、簡単にお小遣いぐらいは稼げますよ。」と言って、訪問者が自分のサイトで紹介しているサービスなどに登録をしてもらい、その結果紹介料をもらうというのが、このお小遣いサイトの目的です。

こんなの一部の人しか儲かりません。大多数の人がまともに稼ぐことすら出来ずにやめていきます。そういう人たちの犠牲によって成り立っているジャンルです。(ひで3は詐欺だと思ってます。)

本当にネット上で家庭内での仕事を探すのなら、検索のキーワードは「家内労働」です。

ちなみに家内労働で検索した結果がこれです。これが在宅ワークだとこれ、内職だとこれです。あまりの検索結果の違いに歴然となります。いかに在宅ワークや内職というジャンルが人を騙すことを目的としているかが分かると思います。

家内労働というのは、キチンと法律でその内容が決められています。罰則もあります。困ったときや、分からないとき、仕事を探しているときには市町村ごとに相談窓口もありますので、自分が住んでいる自治体に問い合わせてみるのがいいでしょう。労働相談にも対応してくれるので、ぜひとも活用していきましょう。

ネットでは、様々な情報が錯綜しているので、その中から本当の情報を見つけるのはなかなか容易ではありませんが、基本的に「うまい話」はすべて「ウソ」と考えて問題ありません。いくらアクセス数が多くても、ウソを垂れ流しているサイトもあります。世間で言う「常識」を働かせて、悪徳サイトに関わらないようにしてください。


戻ります。

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